補正Ca(アルブミン補正)
血清カルシウム(Ca)と血清アルブミン(Alb)から、Payne式で補正Caを計算します。
使用する式
- 補正Ca(mg/dL) = 実測Ca(mg/dL) + (4 − Alb(g/dL)) ※ Albが4.0 g/dL未満の場合
- Albが4.0 g/dL以上の場合は補正を行わず、補正Ca = 実測Ca
この計算を使うときの注意
- 補正はAlb 4.0 g/dL未満の患者さんが対象です。Albが4.0以上の場合、本ツールは補正せず実測Caをそのまま表示します。
- 補正Caは推定値であり、病態によっては実測のイオン化Caと乖離することがあります。補正Caの値だけで診断や治療方針を決めることはできません。
- アルブミンの測定法(BCG法・BCP改良法)によって測定値が異なり、アルブミンが低いほど差が大きくなります。使用している施設の測定法を確認し、補正式に用いるアルブミン値の扱いは施設の方針に従ってください。本ツールは入力値をそのまま用います。
- 病態(血液透析患者など)によっては、Payne式以外の補正式を検討した報告もあります。
- 単位は Ca:mg/dL、Alb:g/dL です。mmol/L など別の単位の値は換算してから入力してください。
- 計算結果は参考値です。投与量などの判断は、添付文書・ガイドライン・施設の基準と患者さんの状態を踏まえて行ってください。
出典・参考資料
- 日本医事新報「低アルブミン血症時のカルシウム補正式の意味は?」
- 透析会誌 2018;51(1):103-107「血液透析患者における適切な補正カルシウム計算式の検討」
- 日本臨床検査医学会「血清アルブミン測定値についての提言書 ― BCG法とBCP改良法による測定値の差の取り扱い方 ―」(2013年12月)
- Payne RB, et al. Interpretation of serum calcium in patients with abnormal serum proteins. Br Med J 1973.